2015年01月19日

三つの「紙風船」が上演されました。

1/17(土)-18(日)、清水駅前銀座と清水銀座の空き店舗を利用して、芝居を上演するというおもしろい試みが開催されました。

伽藍博物堂の佐藤剛史が主宰する舞台美術研究会のひとつの発表の場で、舞台をつくりどう見せるか、というテーマで3つの芝居ができました。
上演する作品は岸田國士の「紙風船」という1幕ものの夫婦の掛け合いで、それが違う会場、違う役者で上演されました。

■まずは元メガネの春田で上演された紙風船。
三つの「紙風船」が上演されました。
三つの「紙風船」が上演されました。
明治~大正という設定なので、役者は時代に合わせた着物で雰囲気を出しています。
芝居では店頭のガラスを生かし、うしろ向きでも表情が見えるという演出がおもしろかったです。

三つの「紙風船」が上演されました。
最後は暗幕がバッと降り、まちの風景の中で芝居が進行するという、空き店舗ならではの使い方がニクイですね。


■次に元秋月堂。
三つの「紙風船」が上演されました。
三つの「紙風船」が上演されました。
こちらは古い内装がそのままであり、障子のようなものが残されているのでそれを利用して、妻は影だけで夫のほぼ一人芝居でお話が進んでいきました。

■最後が元多賀書店。
三つの「紙風船」が上演されました。
三つの「紙風船」が上演されました。
入った瞬間、おお、なんだこれはという空間づくりが目を引きました。前出の和風の雰囲気とは打って変わって抽象的な舞台装置です。
真ん中にシーソーがあり、男女の力関係を表しているのでしょうか。
奥行きもあるので、役者も行ったり来たりしながら、空間を広く使っていました。
赤い毛糸の演出も、男女の関係のこんがらがり具合を表していておもしろいなと思いました。

三つの「紙風船」が上演されました。
ひとつの芝居が終わるとみんなでぞろぞろ商店街を移動する光景も。

3つとも空間というものをとっても良く考えて舞台が作られていて、非常におもしろかったです。
芝居からモデル・コスプレ撮影、イベントなどぜひこんなことをやってみたいという方、空き店舗の活用方法は無限です!


空き店舗のご利用について↓↓↓
http://shimizucchi.jp/temporary/temporary.html (写真6枚)


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